ヨーロッパで大流行!野菜にOー104の大腸菌でパニック
今年4月にヨーロッパで大流行した腸管出血性大腸菌Oー104。患者は12ヶ国で1600人以上、このうち500人は溶血性尿毒症症候群になったと言われている。抗生物質は効かないというのである。感染症は野菜が疑われている。トマト、レタス、キュウリ等は生で食べないように指導している。
Oー104は強毒性の大腸菌だと言われている。これは小さな問題ではない。人間が生きていけるかどうかの問題である。鳥インフルエンザも強毒で、いつ爆発的に大流行するかわからない。各地で多発しているが拡大はしていない。宮崎県で発見した口蹄疫も記憶に新しい。悪玉大腸菌もウイルスも共通点がある。環境が悪くなると発生する。
食糧問題は旱魃や洪水の異常気象と、悪玉強毒菌やウイルスの二つの闘いがある。旱魃や洪水になれば食糧は不作になる。例えば食糧ができたとしても感染症が待ち受けている。人口は増加している。食糧問題は超スピードで深刻化していくのである。
忘れた人もいるかもしれないがOー157の騒ぎを思い出してほしい。貝割れ大根が疑われて、まったく売れなくなってしまったのである。今度はキュウリ、レタス、トマトである。影響の大きさがまるで違う。原因もわからず生野菜は食べるなである。夏野菜を生で食べなければ免疫力は急降下。さらに感染は広がるかもしれない。
ヨーロッパで発生したことは、いずれ日本でも発生する。悪玉菌やウイルスに国境はない。
国際取引きも盛んである。菌もウイルスも自由に移動できる。特に雨が多い年は要注意である。今年は春からアメリカの南部では、ハリケーンが多発して雨の被害が多かった。ヨーロッパも初春は気温が高く蒸し暑かった。こういう条件だと大腸菌も繁殖しやすくなる。
対策は行政としては消毒である。これは一時しのぎに過ぎない。害虫の消毒と一緒である。すぐに復活する。根本的な対策は害虫対策と一緒である。環境をよくすること、善玉菌を増やすとこと、この二点である。
風評被害は必ず出てくる。これも対策が必要である。トレーサビリティーをしっかり記録すること。栽培履歴の中で対策をしていることを証明する。ほ場を写真に撮って環境対策に力を入れていることをアピールする。それから菌、ウイルス対策として善玉菌を投入していることを説明できるようにしておく。
これは売るための道具でもあるが、同時に対策でもある。販路は一般市場だけでなく、個別のお客様も取得しておくことが大切である。風評に関係なく信頼があって、悪玉菌対策ができていて商品の安全が証明できれば買ってくれる。
日本国内では政争と震災であまり報道されなかった。農業をする方はこういう問題に敏感に反応する必要が出てきたのである。
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